neat's diary
ニーツ ダイアリー
読書の腕前
19.
われわれは否応なく時間によって動かされている。現代に生きる以上、それから逃れることなどできない。
画家のクレーは「人間という動物」を「血でできた時計」と定義した。
われわれはまるで、血という電池で動いている時計、なんだと。

23.
吉田健一「文学の楽しみ」(河出書房新社)
文学がいったい何の役に立つのか、という問いかけに対して

文学から得られる楽しみはただそれだけで充分であって、それを他のことに使う気も起こらないという議論が成立する。
これは間違いないことであって、人間に与えられた色々な楽しみのなかで文学のように精神の隅々まで行き亘って
肉体はただその精神を地上に棲息させる為の道具としか思わせないものは滅多にない。

29.
中島らも「固いおとうふ」双葉文庫
「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。
それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである」

69.
エリック・ホッファー自伝 構想された真実

また彼は本からだけではなく、日々の労働するなかで、そこで働く人や働くことそのものからも学んでいく。
彼が働く現場は社会の最底辺で、働く人々も社会不適応者が多いのだが、彼はそういう
「弱者が演じる特異な役割こそが、人類に独自性を与えているのだ」という真理に行き着く。
それが以後、信念となる。

読書の腕前 (光文社新書 294)
岡崎 武志
光文社 (2007/03)
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5 よくある読書論です。
5 小手先のテクニック論ではなくて、感動して泣いてしまう必読書
3 読書好きには参考になる


もっといい『本の読み方』があります 「本の読み方 スロー・リーディングの実践」 平野啓一郎
本を速く読めるっていいですね。
自分は1分で4ページ程度だから大したことはないんだけど、以前はもっと読むのが遅かった。ほんの少し訓練して、ほんの少し速く読めるようになりました。

本を速く読めるようになると、本を読むのに抵抗がなくなり、以前より本を読むのが好きになりました。本が好きだから速く読めるようになった、というより速く読めるようになったから本が好きになった、という感じです。

本の種類やその時の気分、その本に何を求めているかによって、本を読む方法にもいろいろあると思います。常に机に向かって、正しい姿勢で、傍線を引きながらでは本を読むことに億劫になってしまいます。

歩きながら読んだり、トイレで読んだり、じっくり読んだり、斜め読みしたり、……たとえ1箇所でも自分がハッとしたり、何か得られたと思えたなら、それで十分。

でないと(以前の自分のように)完璧主義に陥って本を読めなくなります。1回しか読めないわけじゃないんだから、またいつか何度でも読み返せばいい。自分は「本はあまり遅く読むと、却って理解できない」と考えるようになりました。

興味があれば以下も参考に。
ウパ日記 - 涼宮ハルヒの憂鬱で読書速度が上がる


さて、内容ですが第1部は速読批判。
否定するのはいいのですが、なぜ速読がダメなのか、その理由の1つ1つが主観的な決めつけで強引な感じが否めません。いっそ「自分たち小説家は一字一字精魂こめて書いているんだ、だから軽く流し読みされるのは御免だ」と主張した方が良かったのでは。

第2部はスロー・リーディング テクニック編。
序文に「スロー・リーディングとは差がつく読書術だ。……内容の理解がグンと増すようないくつかの秘訣をまとめたのが本書である」とありますが、そういうことであれば私は「本を読む本」をお勧めします。この本はその「いくつかの秘訣」―― 傍線を引くとか、なぜと問いかけながら読むとか、複数の本を比較するなど ―― をすべて含んだ上で更に深い示唆を与えてくれます。
(ちなみに「本を読む本」の原題は「How to read a book」=「本の読み方」)

第3部は実践編で、いくつかの古典や名作の抜粋を紹介しながら実際に読み解いていきます。
TVゲームに「やりこみ」という分野がありますが、この章での分析や精緻な読解にはここまで読み取れるものかと素直に驚嘆しました。

本の読み方 スロー・リーディングの実践
平野 啓一郎
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1 この本の使い方は状況次第
4 もう一度「こころ」を読んでみたくなった・・・
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2 本当のタイトルは裏表紙にあった!
4 理系的文章表現法


タイトルにある「文章法」から想像するような、具体的なテクニックはほとんど書いてないです。

「読者は名文よりも中身を求めているのだから、上手い文章は書けなくてもいい」
「いい文章とは読み手が興味を持って読めるもので、内容が分かりやすいもの」
「とにかくまず書いてみる、量をこなそう」

とか心構えを中心に説いています。強いて言えば

・ある程度長い文章を書くには、コンテ(構成、目次)を考えてから書く
 文章にこだわるより、構成にこだわるのが書く能力を高める早道。表現に価値を置かない

・型通りの文章を書く
 例えば冒頭の問題提起と結論を考え、後はそれに合うようなコメントを配置する

辺りが文章法っぽいですが、特に目新しいものでも無いですね。


とりあえずパソコンで文章書くならアウトラインプロセッサを使おう、ってことになりますかね。でもあんまり使いやすそうなのは無いんだなー、さっきフリーソフトでどんなのがあるか調べてたんだけど。

最後に気になった一文。

「分かりやすい文章を書けるというのは、周りの人が何を考え、どんな気持ちでいるかが理解できること。まわりへの配慮や関心が薄い人に上手な文章は書けない」

耳が痛いです。

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歯医者で眠くならない方法
ここ数ヶ月歯医者に通っているのですが、暖かい部屋でリクライニングに横になって歯を診てもらっていると、ついうとうと……と居眠りしてしまいます。最初は思いっきり口をくわっ!と開けていても、次第に眠くなっていき、あごの力が抜けていきます。そうすると歯医者さんから「口を開けて下さい!」とよく注意されます(1時間の診察中に2〜3回くらい注意される)。そこで太ももの辺りをつねったり、手のひらや指のツボを強く揉んだりするのですが、今まであんまり効果がありませんでした。

昨日何気なく以下のような事を試したところ、眠くならなかったので書いておきます。

リクライニング


図のように足の甲を脛(すね)にくっつけるような感じで、ぐっと足首を曲げるだけです。今回たまたま眠くならなかっただけかも知れないので、次も試してみないと分からないけど。

次の診察日は1ヵ月後です。

冬季うつ病
秋や冬になると気が滅入る「冬季うつ病」

だんだんと寒くなり、日も短くなってくると、気分が滅入って何もする気がなくなる――。このように、日照時間が短くなる秋から冬に限って現れるうつ状態を、「冬季うつ病(季節性うつ病)」といいます。

 冬季うつ病の人は、焦燥感や不安感に襲われるとともに、活動性が低下し、体の不調を訴えるなどの症状がみられるのが特徴です。冬場は一日中眠気が取れず、無気力になる一方、甘いものを過剰に食べたり、欲しがったりする「過食」の症状もみられます。


全部当てはまってるよ…。
対策として、強い光を浴びるといいらしい。